芥川賞の巧妙な仕掛け

パリにあったバンキシィの作品?が盗難にあったとか。惨劇が起きた場所にあった記念碑的な作品だっただけに犯行の裏に何か犯人側のメッセージ性まで予感される。またバンクシィが元々画家なのか扇情的活動家なのかもハナハダ疑わしく極端な話として盗難そのものが作品?の一部だとさえ深読みしたくなる。元々ゲージツ作品の価値や権威なんてのは怪しいものなんだ。菊地寛が自ら明言したように芥川賞の目的は自分が主宰する雑誌の宣伝のためだったらしい。実際に受賞した歴代の作品の多くは人民大衆から遠く遊離したマニアックすぎる内容のもので広範な読者を得たものは少ない。そのためか直木賞作家に比べると食えている作家は極度に少ないらしい。つまり芥川賞は放っといたら世間には見向きもされない悲しい文学賞だと言わざるを得ない。そこで当方の邪推が動き出す!芥川賞に大衆の関心を集めるには何をしようか。やはり有名人の人気を利用するのが最大の近道か。又吉氏の作品の場合は実際の売上にも繋がったが受賞者が有名人ばかりだと権威も保てないし魂胆もバレちゃう。
んなら有名人をノミネートしといて最後の土壇場で落とせば宣伝効果も抜群だ。これぢゃ有名人を選挙に出して勢力拡大を狙う巨大政党と同じ魂胆なんぢゃん。