悪い女のように宗教から脱出!

困りもんやぁ。昨日の夕方は往生こいたわぁ。せっかくエビ宮殿を夕刻まで留守にして4時すぎに帰還したというのに例の○○○(宗教団体名)の二人がバッドタイミングで来訪。まさか長いこと張り込んでいたのか帰還して扉を閉めた途端に呼び鈴が鳴るのは奇っ怪。しかし今さっき来たばかりだという当人らの言葉を信じることにした。タカりを条件に車でファミレスへ。汝の敵を愛せよの原則にしたがい当方は面々の良心を信じ誠実かつ丁寧な対応に徹しようと決意した。2時間あまり友好的な雰囲気の中で雑談やら交渉やら判らない対話が続く。当方としては疫学的手続き抜きの単純な体験談の集積だけでは信仰の効果は客観的に立証できないことと反証が不可能なことについては論争そのものが成り立たないことを述べた。最終的に入信手続きなし勧誘ストップの条件を守って頂けるなら一回だけ儀式に参加するという約束で交渉成立。こりゃ悪い女が真面目な男を振るときの常習的な手口そのものだ。脱出のためとはいえ心苦しい。二度と交際を申し込まないという条件で一度だけデートしたげるわぁ的な冷血にして残酷な約束。我ながら情けない。おそらく双方とも
不本意ながら互いの
提示した条件に同意
し二人のうちリーダーらしき人物の自宅へ。もう気分は探検家そのもの。それ以外のものは何もない。二階の一室に入り三人で行った儀式は基本的に同系列の宗教と同じだが決めの部分は超スローで朗唱。久しぶりの儀式感は心地よい。所定の短いフレーズを反復して唱えていると自分が広い円形の空間にいると錯覚したくなった。だが怖い予感はアタマを離れない。しかしヤケクソで野次馬根性全開の下世話な探検家と化した当方は事後に入門して長くないアシスタント役の人物に儀式をしているときに身体感覚に何か変化があったか確かめることにした。話によると何度目かの儀式に参加しているとカラダがジンジン熱くなるのを感じたという。リーダー格の人物も同じ経験を語ってくれた。ああ困りもんや。往生こいたわぁ。お二人とも残酷な乙女の条件を守って頂けるものか。もう相手を信じる他はない。頻繁の来訪がなくなれば嬉しい。でも相手の話が耳に入って行かないのが宗教なんだよね。