信用できない!

登山家の野口建さん(漢字が違ったかなぁ)は自分が無名時代には高い声のせいで人から信用されなかったと笑って話していた。つらかったでしょう。昔の民俗学者歌人折口信夫は都会の住人だったばかりに自分の提出した報告を柳田国男にインチキぢゃないかと怪しまれたという。柳田邦男は意外と思い込みの強い人だったようで佐々木喜善氏が遠野の伝説を大量に記憶しているのを目の当たりにするまでは地域の伝説の類はバラバラかつランダムに残されているものと考えていたので本物の民話の語り部なんていないと思い込んでいた節がある。よく耳にする話だがタレ目なばかりにアホに見られたり無真面目に思われたりするなんて不条理もあるようだ。また一般に植物の和名を知らずローカルな呼び名しか知らない人は園芸趣味のサラリーマンなんかには信用されなかったりする。学者は概して相手が信用できるか否かを用語や基本文建の知識で確認するが実はホンモノの学者は深い話しが出来るか否かで相手の値打ちを判断してくれるようだ。今や方言て喋る人やワイドショーのネタを話に入れる人も知識人としてはインチキくさく見られ勝ちだし特に最近になって
気になるのは清潔感の有無が信用を決める最大のファクタになっていく傾向だ。とにかくバカ話が大好きで声が高かったりデカかったりで出てくる知識が正確ぢゃなくて清潔感もゼロなんて人は損をするということか。そりゃえっえっエビぢゃねぇか!