天地真理の虹を渡って

大坂なおみ選手は大阪生まれの大阪育ちなのに大阪弁が話せないという不思議。理由は不明だが少なくとも大阪の学校には行ってなかったと推察できる。ここで閑話休題。最近になって当方はムード歌謡の伴奏に挑戦しだした。高校のころに初めてAマイナーなんそを覚えたときには思いもしてなかった話だ。それどころか去年までラテンの世界なんざぁプロのみが入れる至高の境地だと普通に考えていた。それが9月に入るやレギント・ギターの綴れ織りのような音の運びが急に掴めるようになってしまった。そこで例のムーディーでキザな合いの手の真似事でもと企みだした次第。そんな中でも一昨日あたりから少し気分を変えて村下孝三さんの踊り子と天地真理さんの虹を渡ってを弾いてみたくなった。踊り子のメロディは複雑だから往生するのは初めから覚悟してたが虹を渡ってを弾こうとしたらメロディばかりかコードもバカに出来ない。最初は楽勝で行けると嘗めきっていたが弾きにくいわ弾きにくいわ。散々に往生こいた末に何とか弾けたという景色だった。やはり嘗めきっていました。虹を渡っては武術なら形意拳。一見するとチョロそうだが中身が奥深すぎる。そこで一つ
の厳粛な事実を予感した。虹を渡っての作曲者も凄いが歌ってた天地真理さんも凄いと。女ジャイアント馬場みたいにしか見えなかったけど実は歌が無茶苦茶に上手かったんぢゃないか。簡単そうに見えるものは必ず簡単だとは限らない。しかも難しいものを簡単そうに見せる人は紛れもなく天才なのだ。