…華厳経は長い

鳴こうにも武将がいないホトトギス
司会者を選ぶ身分かホトトギス


華厳経の十地品はドエリャー長いので往生しております。そのせいでしょうか、独立した経典として出回っていたこともあります。華厳経そのものがトテツもなく長いので何とも言い様がありませんか、とにかく十地品はバカ長いです。やっと第三地の「発光地」の辺り、つまり3/10を読み終わったところです。読んでみて思ったのは華厳経法華経と似ていて、教えというより世界観を示した経典だということ、しかも、その世界観こそ人間様にとって重要な教えになっているという景色が見えます。何となく華厳経の世界観が少しだけ見えてきました。仏様がそこにいて、皆が面白いことを自由にやっている。仏様が特に何かするワケでもなく、ただそこにいる。それだけで色々な人が普段は出来そうもないと思っていることを次々にやってしまう世界。そして華厳経は、この世もそうゆう世界なんだと説くのです。まあタモリさんの《笑っていいとも》の世界に似ている感じです。華厳経は不可思議な経典です。

奈良の大仏と鎌倉の大仏、どっちが偉いか知ってるか?」
「バカだねえ、両方とも仏様だ。偉いも何もあるか!」
「お前こそ物を知らないねえ、家にいるヤツが上役で、外回りが下役だって、そんなの見りゃ判るだろ」