…将軍様から激賞!?

anesti2013-06-09

我が家では鳴くまでもないホトトギス


先日水曜日の夜の夢で金正日将軍様金正恩第一書記にお会いしました。傍らには金正哲同志と思われる細身の若者も見えました。こうした夢は今まで一度も見たことがない上に恐ろしく鮮明だったので極度に気になったのです。夢の内容も不可思議というか珍妙というか、白い壁の小さくて清潔そうな事務室の中央に大きな6人掛けくらいの会議用デスクが置かれ、将軍様、それに大将(金第一書記)と小生の三人で国家の大計について話しています。どうゆう意見が出たのか主要な議題はなんだったのか全く思い出せません。もしや北一輝の日本改造法案のプランをまず共和国(キタチョー)で実施してアジアの模範となることなどだったのではと思えたのですが、不明です。とにかく議論が白熱するなか将軍様や第一書記同志に向かって小生も相当無遠慮な発言を連発しました。ところでデスクの隅のほうに少し離れて座っている金正哲同志らしき人物は一向に議論に参加する景色もなく、ただ俯いてゲームに興じているのでした。議論も一応の方向性が見つかり、区切りの良いところで三人は席を立ち、しばらく立ち話となりました。そ
の途中で将軍様はゲームをしている青年に「これだけ大切な問題をみんなで本気で話し合っているんだぞ。それなのにお前は何をしているのだ!」と激怒されました。青年はゲーム機をデスクの上に置きましたが何も答えられずに俯いていました。その様子をご覧になった将軍様は今度は小生の方に歩みよられ「あなたは本当に朝鮮のことを考えてくれている人だ。ありがとう」と涙を流し手を握って下さいました。もう二人で抱き合って泣きました。近くに立っておられた第一書記同志の目にも涙が浮かんで見えました。夢というのは不思議なものですが、それにしても不思議な夢です。それでも目覚めた後の気分も異様に爽快だったので良い夢だったのは間違いありません。ユンク風精神分析でもしたいところです。この夢の意味は何なのでしょう。今の時点で明らかなのは夢の主要テーマが個人に与えられた「正式な資格」の問題のようです。もし、例のゲーム青年が金正哲同志なら、彼にも国家の大計を決める会議に参加する資格があるのです。にもかかわらずゲームに夢中です。一方「出身成分」については最低、最悪な小生の方が、言わば無資格な状態で議論に参加し、それどこ
ろか将軍様や第一書記同志のご見解に楯突いくような無礼まで働いているのです。ああ、それなのに!将軍様は小生ごときに称賛と感謝のお言葉まで下さったというワケです。
 共和国(キタチョー)の政治が現実に公正さに基づいて行われ津いるかには強度の疑いが残りますが。確かにこの夢に現れた状況は社会の理想的な姿を集約的に表現していると感じます。何かをする資格は実際にやる気と誠意だと思います。現実には社会は不公正になっていて、意欲も能力も切なる願いもない人が他人の生殺与奪の権を握っていて、むしろ本気で課題に取り組もうという人間が弾かれたりします。しかし今回の夢は、小生の日頃の不満を解消するだけの単なる願望充足夢だったのでしょうか、それとも特にユンク派で強調されるような本人も知らない心の状態を啓示する結構な夢なんでしょうか。願望夢なら「お前、もう少し身の程を考えろよ」という話になります。一方これが啓示夢ならば「いやあ、本当はお前にも資格があるんだよ」ということになります。どちらにしても、切なる願いと誠意、それに公正な目は大切にしておくに決まっています。弾かれようと誉められようと無関係に今日も貫くのです。