異変を告げる夢

 このごろ毎日のように夕方になるとサッと雨が降ってくれます。お陰様で快適に過ごせる夜が続いています。せっかく夜が涼しいので、夜中は基本的に思索や勉強に集中するのですが、昨日はあまり快適だったのでついつい眠っておりました。そして非常にキテレツな夢を見ました。この夢、とても尋常なもんじゃありません。きっと何か変な夢に違いないと思います。もしエドガー・ケイシージュセリーノ、その他スエデンボリやらシュタイナーらがいうように夢が何か超自然的な世界の情報を伝える媒体だとすれば、おそらくこの夢はカナダ辺りで何か大きな異変が起こることを予告しているのかも知れません。しかしもし精神秒理学の考えのように、夢も一種の代表的病理現象だということになりますと、この夢は小生の頭脳の崩壊か何かを警告していることになります。まあいずれにせよ大変です。夢の内容というのは以下のような感じでした。夢:広い板の間の中央に巨大な布が置かれていて、その周りに小生と二人の青年がいるのです。この二人は大学時代の仲間のようです。三人でこの布の上に最近になって公式に発表されたという「カナダの新しい国旗」の図案を
描こうとしています。その図案というのは奇妙なものでした。縦長の布の上部はスカイブルーの地に入道雲のような白い塊が描かれます。その中に無数の、おそらく50箇近くの赤い渦巻きが描かれているのです。下部には無数の縦線が引かれています。仲間の一人が雲のような部分に楽しそうに赤い渦巻きをいくつも描きながら、これはアメリカの星条旗の星に相当するんですね!と歓声を上げました。不思議な感じの夢でした。その夢の直前の部分は特に変わった様子もない普通の夢でした。山間の村の外れにある二階建ての小さなノッポの建物、小生は中に入りラジオのスイッチを消し、指定された何冊かの本を手提げ袋に入れて、Cの字に大きく曲がる坂道を降っていきます。右手は低めの崖のようになっていてその下には小川が流れています。その向こうには村が見下ろせます。Cの字の坂道を降るとチェック模様の服を着たカントリー娘ふうの20代と見える女の子が待っていました。二人で山道を降っていくと、先を歩いているメンバーに追い付いて、一緒に歩いているメンバーがだんだん増えて6、7人になりました。歩いているうちに郊外の広い道路に出ました。メンバー
の一人の50代半ばくらいのオジサンが、今日の宿はまだ予約できてないというのでした。それからナゼか場面は車の中、小生以外は全員キリスト教徒で、泊まれそうな場所を求めて教会を訪ね歩いています。泊めてくれる教会は見つからないのですが何やら全員が楽しそうに笑ったりしながら東に向かっています。こんな夢でした。夢全体の印象は明るく楽しい感覚に満ちています。夢のなかのモチーフで特に現実の出来事を反映していそうなのは本を手提げ袋に入れて運んだ部分です。ワケあって昨日は本のマトメ買いをして重い袋を下げて歩いていたのです。坂道の下で待っていた女の子ですが、非常に話が合ったのを覚えています。これは明らかな願望夢でしょう。カナダ…、カナダには全く心当たりがありません。あるスーパーでカナダドライジンジャーエールを見つけて、ああ飲みたいなあと一瞬だけ思ったことはありましたが、それは先月の話です。カナダの夢を見ること、それが不思議です。あの国旗の図案も不可解です。