宇陀那院日輝様の偉大なる功績

周囲の仲間のせいで本人のイメージが壊されちゃう残念な人がいる。こうゆう人は他人とは思えないので応援したくなる。残念なことに日蓮様も一部の熱心すぎるファンのせいで逆にイメージが悪くなっちゃっている。全国の皆さん私のことは嫌いにになっても日蓮様を嫌いにならないでください。熱心なファンは日蓮様の情熱や信念や過激な行動を熱烈に称賛する。確かに日蓮様の根性や真っ直ぐな気持ちは常人にはマネすることができない感じだが熱烈すぎるファンの話を聞いているうちに思わず日蓮様が喧嘩好きで空気が読めない独り善がりのナルシストみたいに誤解しそうになる。でも日蓮様の膨大な手紙を丁寧に読んでみると不正に激しい怒りを燃やし権力者にめ敢然と立ち向かう根性の人みたいな日蓮様のイメージとは別の一面も見えてくる。例えば伊豆に流されたときなんかは温暖な気候と盛り上がる日蓮人気に大喜びしながらも遠くで心配する仲間たちへの気遣いも見せている。もちろん日蓮様が喜んでいるのは流刑地でも仏様の加護があることで単純にラッキーな展開を喜んでいるんぢゃない。また絶え間ない弾圧にビビっている弟子たちに勇気を出すよう励ます佐渡御書
も一見
すると体育会系な精神論にも似ているが言葉の端々に見えるのは仏様の絶対的な加護を信じる日蓮様の泰然とした心だった。こんな感じで日蓮様の手紙には弟子や縁者に対する深い優しさや敵対者に対する思いやりなどが満載されている。だから手紙で日蓮様のイメージアップも可能になる。ただ日蓮様は物凄い手紙魔だったんで手紙を全て解読するのは大変な作業になる。そこで日蓮様の秘められた魅力を引き出すのに強力な助けとなりそうなのが日蓮宗の開経碍と運想という2つの短い文章だ。これらは江戸時代の僧である宇陀那院日輝様が作ったと伝えられるもので日蓮思想のツボが簡潔に示してある。ただし開経碍はの冒頭5行目から後が日蓮宗オリジナルの部分になる。そこでは全ての人には常に仏様との接点が無数に用意されていることや法華経をボロカスに言うことも仏縁だという理解や法華経への入り口は違っていても最後には誰もが悟りを開けることなどを明示している。運想は敢然に日蓮宗オリジナルの文章で南無妙法漣華経と唱えるときの心の動きがコンパクトかつ親切に示されている。ここに込められているのはズバリ日蓮様の本懐!すなわち誰もが法華経との縁を
結んで最終的には全ての人[や命あるもの]が仏様の真実の知見に直に入るという究極の願いだ。こうゆう基本ラインを日輝様が示したことで日蓮宗の修行のツボや信心も飛躍的に解りやすくなった。だから現代の日蓮宗の姿は日輝様から始まったとさえ言える。これらの文章を通じて日蓮思想の柔らかくて自由で頼もしい側面なんかを生き生きと表現できた日輝様の功績も絶大なんんぢゃないか。日蓮嫌いの皆さんも[日蓮宗オリジナルの]開経碍と運想だけでも一読されたい。きっと日蓮様のイメージが一挙に変わるものと期待できる。もちろん日蓮様の命懸けで正義を追求する姿も間違いなく大切な一面だと思うから別のデータも参照されたい。さて開経碍と運想の詳しい内容と意味はWebで!是非とも「日蓮宗の開経碍」「運想」で検索を。