西部邁氏

数少ない良心的評論家だった西部邁氏の逝去を今さらながら改めて激しく悼む。報道で知った悲惨な最期の様子には心が痛くなる。なんとか無理にでも楽しいことに没頭したりでもしないと平凡な日常には帰れない。とにかく西部氏の最後の望みが叶えられたことを悲しく思いやるしかないか。西部氏には談義や討論の作法の手本を示していただいたような気がする。当方も議論などになったときには相手の意見を丁寧に聞いて言いたいことを本人に確認した上で発言することを今も心がけている。そうゆうことが出来ているかの自信はないが心がけだけは大切にしている。今や見苦し言い合いだけの議論が当たり前になっているのが悔しい。さよなら西部さん。んな時代になっております。西部さんの不適な笑みとネジ込むような目線が忘れられない。