復活か生き残りか?マンモスの再登場!

日大の悪質タックル事件は間もなくパワハラ疑惑への流れ今や日大の権力構造から謝らないオトナなちの話に発展している。しかし幸いなのは騒動や議論が拡大しているうちに初の問題の当事者が試合に復帰して活躍していることくらいか。一連の日大騒動で日素振りにマンモス○○という言葉を耳にした。マンモス○○!昔は色々あった。マンモス校にマンモス団地にマンモス。マンモス教室やらマンモス・キャバレーというのも聞いたことがある。そのころは大きいもの巨大なものにはジャンボ○○とかジャイアント○○といっていたがマンモスはデカいを通り越して馬鹿デカいものを示していた。しかしマンモスが表すのは度外れて巨大なことだけぢゃなかった。なんというか巨大さに対する嘆きというか不安感というか終末感というか。何か翳りの予感みたいなものを背負っていた気がする。昭和の時代に次々に生まれたマンモスたちには確かに不必要に巨大な図体に悩む怪物みたいに少し可哀想な存在として眺められていたかも知れない。そしてマンモス○○たちは古代の巨大生物たちが生息環境の激変に追い付けずに絶滅していったように経済状況の変化の中で静かに姿を消して
いった。思えばマンモス○○の繁栄期は極度に短かったと言える。そしてマンモスが滅びると元々生息範囲が狭かったジャイアントも多分ジャイアンツの低迷と不評と共に表舞台から退場し今やジャンボだけが建築に施設にグルメにイベントにと元気に幅広く繁栄している。マンモスやジャイアントたちが生存競争においてジャンボに勝てなかったの事情は。おそらくマンモスやジャイアント(巨人)の周りには多少の胡散臭さや危うさや翳りが漂っていたのに対してジャンボにだけは何らの闇も曇りも感じられなかったためなのかも知れない。やはり感覚的にジャンボは明るくて楽しい。それは昭和の幸せな息づかいを現代に伝えている数少ないサバイバー語の一つだと言えそうだ。そもそもジャンボはスワヒリ語。意味はHello!で噂によると元々アメリカの動物園にいた人気者のゾウの名前だったそうな。そのころアメリカではデカいものなら何でもジャンボ○○と呼ばれるようになったのだとか。日本ではデカいものがジャンボと呼ばれるようにになったのはジャンボジェットの登場してからだろう。なんたって当時は丁寧にジャンボジェットなんて言わなずジャンボ
といえばジャンボジェットのことだった。かくてジャイアンツを体現したジャイアント馬場に対してジャンボのチカラを背負ったジャンボ鶴田が登場しゴルフ界にはジャンボ尾崎に続いてジェット尾崎が現れた。ちなみに遅れてきた三人目の尾崎はジャンボやジェットとの縁が不明なジョーだった!あの頃から40〜50年。いつしか忘れられていたマンモスの生存が改めて確認された。しかし皮肉なことか。今なおマンモスには巨体ゆえの悲劇性が見え隠れしている。