ワイドショーが暑苦しい。

ワイドショーが正論を語り出したら終わりだ。もう暑苦しいばかり。ホントは誰もが欠陥や悪意を抱えながら生きているという厳粛な事実を前提にしているからこそワイドショーが悪や怪しさを扱えるのだ。そこで問われているのは人間が法律通りに正しく生きられているかよりも正しい生き方を自ら求めようとしているかだけだ。それをワイドショーに正義や人間的な成熟や立派な生き方なんかを要求されたら人間には逃げる場所もない。ワイドショーは正義を学ぶ正義の学校ぢゃない。悪から生き方を探る迷路なんだ。