沈黙のペース

今回は修法メモminiでペースの話。お盆を過ぎたら逆に過酷な残暑に敗北して毎朝の修法も少しずつ後回しになっていく。それでも用事は発生するから最終的にケツに火が着いた状況で滑り込み的に修法に入る。必然的に御真言を上げる速度も普段より速くなる。ところが涼しい日なんかは普段より余裕の修法に戻る。こういった感じの不安定なペースの日々の中で気づいたのは乗りがいい日は御真言を上げる速度が違っても絶対に変わらない安定のペースが捉えられるという事実だった。言わば沈黙のペース!あるいは絶対安定なペース!それは物体の落下をスローモーションで見ているときみたいな感覚の揺らぎを伴う着実なペースだ。。ときにペースといえば昔はペースとリズムを安易に同一視していたが今は明らかにペースの方に意味があると感じるようになった。このペースに乗れるとカラダも気持ちいい。しかもトテツもなく深い奥行きの向こうからはトテツもない何かが現れて来そうな予感が。