慣れれば慣れるほど仕事が遅くなる仕組み

聖地はナポリになり得るか。聖地では宮殿および旧市街地付近へのゴミ収集車の到着が日を追うごとに遅くなる。毎年4月に担当地域が変わるから仕事の手順が掴めるまでは手際も悪いんだろうが4月ころには10時すぎに来たトラックも今ぢゃ日によると正午すぎ。昼近くなんざぁ当たり前になっている。だから今年みたいに某社が商店街の担当になるとシャレにならない。フル稼働しはじめた飲食店の周辺は物凄いことになる。もちろん今年の夏の暑さの中で働くスタッフにも同情したくなるけど実は他の会社が同じ地域を担当してるときにゃあクルマは朝のうちに来てしまう。一般論で行けばカネのためだけに嫌々働いている人は仕事がキツいしザツで遅くなる。ついでに使命感も薄まる。こうゆう面々は最初のうちは世間の目を気にしながら仕事しているが手抜きをしても文句が出ないと判ると遠慮もクソもなくダレた仕事をはじめるものだ。んなサラリーマンは諸兄の身近にも山ほどいるんぢゃなかろか。もちろん誰かが声を上げて問題を提起するとか会社が喜んで働ける環境を作れば今の状況も変わるんだろうけど。それでも誰もが問題から目を逸らす。特に田舎に特有の思いや
りも問題を先送りする原因になる。お人好しというのは思いつきで考えた珍妙な論理で現実を放置したり他人を安易に弁護したりする。お人好しは普通に悪の味方になり得るのだ。すると人の良い住民の多すぎる聖地も最終的には悪い意味での現代のナポリになるのか。昔ならナポリをみてから死ね!つまり同じ死ぬなら美しいナポリを見てからにせよと言われたらしいが今ぢゃゴミ収集車が来ないナポリは見たら死ぬ!らしい。