経済感覚で開運

年も運の悪すぎる面々には苦しめられたが幸いにも今年は面々の行動様式も詳しく観察し運の悪さの秘密も的確に把握できた。そして面々を反面教師にすれば科学との矛盾も対立もない常識的な意味での開運が可能だとの見通しも得られた。面々は基本的に現実的でない見通しに基づく効果の薄い行動を取り続けている。
まず面々は自分の想定した損失のみを回避しようと行動するが別の損失には全く気づかないため実際には多大な損失を食らう。次に面々は思い通りの状況を強引に作ろうとするが現実が思い通りに動いてくれないことを認めようとしない。続いて面々は自身の心境や周囲の状況が変化し得るのに目の前の要求を今ここで実現しようとするために常に状況を悪化させる。最後に面々は自分の利害にしか関心をもたないため相互的な利害で成り立つシステムから排除される。
以上のような特徴を真逆に体現すれば確実に開運できる。まず損失と利益は総体的バランスで考えよう。次に思いもよらない利益や損失も考慮に入れよう。続いてチャンスは何度も到来すると信じて準備と努力を続けよう。最後に他人の利益にも関心と責任をもとう!というのが開運のツボだ。ただし上のような心掛けの成果は普通の人レベルで運が回る程度だから悲しい。だから少し面白そうなことを言わないと意味がなさそうだ。んで上に掲げた項目を一つのワードに集約して開運のガイドラインにしてみた。そのワードは感謝報恩だ。感謝報恩は他人の利害への関心や状況の変動の認識や貸借のバランス感覚などの要件を前提にしないと成立しない。ついてに言うが運を逃す面々の言う感謝は普通の意味での感謝ぢゃないし報恩でもない。あれは他人の利用価値の確認だから気を付けよう。ありがと!また頼むねぇ!