ガリ勉な面々に訪れるのは不幸?

元日深夜に原宿での意図的暴走事件を起こしたのは推察どおり成績優秀で知られた人物だった。どうも同じ犯罪でも成績優秀な人間の起こす犯罪の方が余計に残虐で執拗な感じがする。無理矢理に勉強させられた恨みの蓄積なのか限定的な脳の使い方をした副作用なのか。とにかく勉強は必ずしもアタマの健康を保証してくれないようだ。ぢゃ無理に勉強させなきゃアタマは健康かというと勉強しなけりゃ普通にバカになるし好きで勉強ばかりしている人間も健康なアタマの持ち主になってるとは限らない。ただ日常的に大量のネタをアタマにストックしているがサービス精神やユーモア精神に欠けてるような人と喋ると特有の不健康さと不愉快さを感じるのは間違いない。とにかく面々は特定の何かを敵視し軽蔑し憎悪しているし何にでも悪意や欠陥を読み取るし言葉の端々に常に否定文や否定的語彙が入る。例えば普通の感覚でなら終戦と言っても一向に支障ないのに意地でも敗戦と言わなきゃ気が済まない面々。面々は主観的には自他の発言の正確さや厳密さを誠実に求めているんだろうし様々な解決課題を真面目な態度で取り扱おうと努力している。
そうゆう気持ちは体にリアルに伝わってくる。でも問題なのは面々が正確さや真面目さを追求するとき本能的に暗すぎる表現や視点だけが選択されてしまう悲しさだ。勉強しすぎの面々の脳は全てをマイナスな言語表現に変換してしまうのだ!敗戦という表現についても確かに面々の言うように歴史学的には敗戦の方が歴史の流れを客観的に示しているという見方は正しい。しかし国際法の立場からすれば誰が勝とうと負けようと戦争という状態が終結したという意味でなら日本が戦争に破れる形で戦争が終結したというのも決して不適格かつ不正確な表現とも言い切れず終戦と言った方も客観的な表現にもなり得る。さらに面々が好きな当事者の視点というファクタを入れれば戦争の終結は勝ち負けより重要な問題にもなりうる。むしろ面々はメシがマズくなる表現そのものが好きな露悪的な趣味の持ち主たちだと考えたくなる。そういえば面々は天皇陛下の譲位を何か何でも退位と言いたがるのも歴史的客観性とか解決課題の直視とかとは全く別の動機の作用が予測されそうた。もう♪ドはトロボーのドォ〜の露悪を遥かに凌駕する暗さと不気味さ。安倍の安も安室の安も不安の安で温水の温は温ま湯の温と読んぢゃいそな面々。
あぁ思い出したぞ。面々と組んだりすると面々はユーモアが問題解決に役立つツールだとは信じていないようで反対に問題から目を逸らす誤魔化しや時間稼ぎの類いとしかユーモアを評価していないようだ。でも面々の真面目さは大抵は事態を台無しにしがちだ。もう不幸な話が大好きで不幸に対するリアクションも早い面々には不幸だけを通貨させるフィルタでもあるのか。面々の目には不幸しか見えないし手に触れるものが全てが不幸に変換されてしまう。ミダス王の手なら全てが黄金なんだけどね。勉強は控えめにした方が世界は幸せに見えそうだ。