相変わらず

anesti2013-01-05

1月5日/すでに5日となりました。いよいよ色々な日常が動き出しています。しばらくは静かにしていようと思います。小生の巣窟には特別の変化は何もありません。ある意味ではお正月のままの状態で、前日の延長みたいにドストエフスキー論を読んでいる小生がいるだけです。きっとこの巣窟が完全な日常を取り戻すのは周囲の世界の空気とのズレが強く意識されるようになった時でしょう。確かにそのズレこそが昨年の小生の日常でした。日常といえば昨日のこと、生家の近所にいる新参者の犬が相も変わらず鉄の門扉の下のわずかな隙間から先っぽだけを覗かせていました。この犬の先っぽを初めて見たときは一瞬だけ「なんだこりゃ、変な管が出ているぜ」と立ち止まってしまいました。見ていると出たり引っ込んだりするのがモグラ叩きやワニワニパニックみたいです。ここは商店街から少し入った場所で、この景色もここを通る人しか知らない機密事項となっています。何だか解りませんが心がなごみます。こういう感じのバカらしいことが実は面白かったりします。そしてお金かかりません。飼い主も犬自身もこんな風に人から笑いを取れているなどとは
思いも及ばなかったでしょう。意図しない効果というのはバカに出来ません。何がツカミになるかは予測できないものがあります。これは最早芸人とお客と時代の空気との出会いみたいな世界です。そんな出会いを経験してみたい。そういう人間に小生もなりたい。ああ、杉山学園の人間橋ではありませんが、早く人間になりた〜い!