ドツボとマムシ

anesti2013-01-08

1月9日/昨日は例のドストエフスキー論の切りのいい箇所まで早めに読めたので少しだけ早くお酒を飲みはじました。6日には人の心の平和を乱す説教魔神と遭遇したばかりにヒドい目に遭って往生しましたか、二日後の昨日は生きながらにして天国に上がったような午後を過ごしました。人生、嫌なことを乗り越えた分だけ喜びがあるのですね。いやいや、しかし酒池肉林の贅沢三昧を堪能したワケではありません。堪能したのは対話三昧です。何時間でも話がしたい相手とほぼ1ヶ月ぶりで会えて、したかった話を好きなだけ話しました。この方というのが結構な方で誰もが逃げ出すあのロシア構成主義ゲージツの話にまで付き合ってくれました!。とにかく色んな話をしているうちに、恐ろしく深い笑いのドツボの底に二人で落ちていきました。こういう時は本当に時間が短くなると久しぶりに感じました。やがて日が落ちて空が群青に変わり我々はやっとの思いでドツボの中から這い上がると、名残惜しさを振り切ってやむなくお別れとなりました。5時半ころアジト近くに到達しましたが、狭い道の反対側をこれまた良い感じに酔った景色の女子二人連れが
歩いていました。いわゆるアラサーと見える二人だと思って下さい。二人の会話が聞こえました。いわく!「ほら!誰もこっちに近寄ってこないよ!」と。お気持ち解ります。しかし若い女子というのは飲んでも他人を警戒するとばかりイメージしていたら、逆にご自身の方が他人様の目を気にされていたとは!少し早めにグルグルになった時の、あの何か悪い事でもしているような独特の感覚、お二人にもお解りなのですね!友よ、そこにもいたのか!性別、年齢、身分不問!世界は一家、ノンベはみんな兄弟。出来れば常にこう行きたいものです。さて蛇年なのでビーへについて考えました。まず、小生は何蛇だろうと思いを巡らせてみました。例えばコブラ?ううむ、猛毒もあるし攻撃的だし結構いい線いっています。喜ぶら!お正月から縁起も良さそうです。しかしコブラは格好良すぎではないか、と小生はコブラ案を自ら取り下げることにしました。青大将は?うん、青大将というのも陰謀家的な感じがして好感がもてます。頭が良さそうです。こやつは候補に入れて置きましょう。シマヘビ!これはどうも自分のイメージと合致しません。大体において縦じま模様が付いているの
がファッショナブルすぎて気に入りません。神秘の白蛇は問題外です。大体が小生はお金と縁がないのです。カナヘビ?あいつはトカゲです。アシナシトカゲ?元々戦力外です。ヤマカガシ!これは条件に合いそうです。牙の構造上人間を咬むことは滅多にないそうですが実は猛毒があるとか。但しあの赤と黒の配分がおねえ系でいけません。珊瑚蛇?がらがら蛇?こいつらもダメです。どいつもこいつも線が
細すぎです。コブラが一番なのですがイメージの問題があるし、青大将も何かが足りない感じです。このコブラと青大将、両者のテイストを兼ね倶えたビーへ…と色んなビーへたちの勇姿を思い浮かべていたら、いました!いました!国産のダーティ・ヒーロー!マムシのやつがいるではありませんか。猛毒、攻撃性、何か企んでいる感じの不敵な風情!そして何よりも太さが小生の自己像そのものです。決めました。マムシは素晴らしい!大体あいつはお酒のなかで溺れ死ぬのです。そしてその死を無駄にしません。全国のスケベなお父さん方のエロス・エネルギーとなって男のロマンをサポートするのです。マムシ万歳!マンセー!これぞ日本男子の鏡です。今年は猛毒マムシで参ります。そう、不敵な笑みを浮かべて!あの藤原嘉明選手のファイティング・スタイルを見本にジリジリと攻めて行きます。