ソックリさんとシンクロ

anesti2013-01-16

鳴いている姿勢は見せるホトトギス!昨夜は少々やるせない気分で過ごしました。そんな気持ちを振り切るためにも、何か無意味な感じの話をします。それはまたも妙なシンクロニシティ体験の話です。つまり偶然の一致の話で、大学院の某共同研究室に伝わる奇妙な伝説なのです…。こんな語りだしで始まるのですから、さぞ怖〜い話では?とご期待の諸兄には申し訳ありませんが、そんな話じゃありません。その共同研究室で雑談をしていて、たまたまあるアニメキャラの話が出ると、毎回その瞬間にドアがガチャンと開いて、キャラそっくりの准教授が現れる、という伝説です。何人もの学生が実際にその場面に遭遇しているのですから、本当の話だといえます。しかしその場面を目の当たりにした人は、あーら不思議!ナゼか心がなごんでしまいます。どんなキャラかというと…それは秘密にしておきます。ブラックジャックかも知れないし、ドラえもんかも知れません。全てはご想像に任せます。お次は小生が経験したなかでも最も不可解な偶然の一致の話です。遠い昔、恥ずかしながら小生にも一応は21歳の時代がありました。それは小生が専門学校を最後の年の夏、京
都市内から丹後地方を経て福井方面に単独旅行をしたときの出来事です。天橋立を見てから舞鶴の町をブラブラ歩いていると、前
から中学生と見えるカッターシャツ姿の男子が近づいてきて親しげに話しかけてくるのです。○○さん、この前はかき氷食べさせて下さってありがとうございました、とか全く身に覚えのない話が始まりました。五分刈り頭の小柄なその少年の態度は至って真面目で、しばらく一人で数日前の○○さんとの会話のことなど話してから、人混みのなかへ消えてゆきました。あれは土地の中学生が旅人に仕掛けた悪戯だったのでしょうか。そうとは思えませんでしたが、こちらも適当に合わせていたのだから、あれが悪戯だったとしてもまぁオアイコです。その前に○○さんとは誰?そんな変な会話に釈然としない思いを抱きながら、小生は福井県は小浜に向かいます。市の南にある小さな山の頂上に建っていたユースホステルに泊まったのですが、神秘の世界のドアが開いたのは二日目の夕方のことです。談話室の大きな窓から夕暮れの海をぼんやり眺めていたら、ショートボブが可愛い同い年くらいの女子がしきりに話しかけてくるのです。最初は何か頼み事でもあるのかと疑いましたが、クボちゃんというその女子は間違いなく小生本人に関心をもってくれているようでした。しかしクボち
ゃんの話がまた理解できないのです。
クボちゃんの話によると小生とクボちゃんは彦根で一昨日までずっと一緒で、その間じゅう小生は無茶苦茶親切だったというのです。彦根は小生のルートにも予定にも入っていないので、その事を説明したのですが、クボちゃんは納得しません。翌日も昼すぎまで一緒だったのですが、結局クボちゃんは最後まで小生を彦根で出会った誰かさんと思い続けていたようです。なんと別れ際に住所までくれたのですか、バカ正直にも彦根の誰かさんに悪いので、もうそれきりにしました。バカですねぇ。あんなに性格の良い人を…。さてさて世の中には自分とソックリな人が三人いるとか言われるますが、短期間に二人の別人に間違えられたというのは不思議すぎます。なんとその後、あるモンゴル人に見間違えられたので、三人のソックリさんには間接的に会えたことになります。それにしても、あんなモテモテ状態、あれは何だったのか?!こちらの方が偶然の一致なんかより遥かに不可思議な出来事だと感じます。クボちゃん、あなたはどんな人になっていますか?小生は情けない姿になってしまいました。