NHKは狼少年?

anesti2013-08-23

 雨が降って涼しい夜になっております。またNHKでは大ゲサに雨だ雨だと言い立てておりました。小生、思うんです。NHKの天気予報は実質上「雨予報」というべきものだと。それはある意味で迷惑千万で悪魔的な番組と言えます。土日や祝祭日前なんか、何度もNHK天気予報に騙されて外出断念を余儀なくされました。何ですか!あの天気予報。全国が概ね晴れなら素直にそのように伝えれば宜しいものを…一部の雨の降る地域を並べるという手口。しかも昼間の予報が全国的に晴れだったりした日にゃあ、それについては置いといて、わざわざ夜からどこどこでは雨だぁ、朝方各地で雨だあなどと騒ぎ立てるという始末です。視聴者のなかで雨が降る地域がどこかを知りたいなんて人が何人いるでしょう。不思議な言い方です。極端な解釈をすればNHKの雨に関する予報には視聴者を不安に陥れる不自然な表現が目立ちます。まずNHKは「激しい雨」という表現が大好きです。民放では普通に雨の予報を伝えていてもNHKだけは意地でも「激しい雨」という言葉を入れてきます。その上、なかば脅迫的とさえ言えるような手法を好んで用います。例えば関東全域がほぼ晴れ
で、一部の特定地域だけが例外的に雨という予想のばあい、NHKではナゼか単に「一部地域で激しい雨が…」という表現を使いたがります。もちろんこの表現には間違いもウソもありません。しかしそれは壮大な誤解を招く表現には相違ありません。なぜなら「激しい雨」が降る地域を(あえて)特定しないことで大雨の恐れがある地域が関東全域に拡張してしまうからです。そんなん考えすぎやて、気にするほどの問題や〜あらせん!とのお叱りも受けそうですが、この手の予報の伝え方は現実に地域産業に小さな打撃を与え続けています。例えば地方の観光地やイベントなんかでは小雨の土日や祝祭日にNHKが「激しい雨」なんて言うと明らかに客足が鈍るという声を聞いています。まあ普通の雨が「激しい雨」になることも確かにあり得ましょうが、あたかも一日中大雨だあ、どこで土砂降りの雨が降るか解らんだあ、そうゆう狼少年的な物言いは控えるべきかと思います。それにしても、なんでNHKは激しい雨が大好きなんだろう?考えてみました。そして妄想的で独り善がりな結論に到達しました。そう!NHKは天気で視聴者の気分を刺激したり盛り上げたりし
ているのです!!
 元々センセーショナルな話題やスキャンダルなんかを扱いにくいNHKに、たった一つだけ許されているショッキングなネタ、それが天気と考えてみたのです。そう考えるってえと、台風の季節になると必ず夜昼ブッ通しで展開されるNHK特有のあの大騒ぎも理解できてきます。全国各地の高波やら洪水やら、確かに深刻な現実として切実に向かい合うべき情報なんですが、なんかNHKの台風報道には隠微な娯楽性が垣間見えます。事実、田舎のおじいさんなんか、あれが始まると「うわあ、酷いなあ」とかなんとか変に感心しながらテレビの前で大興奮していたりします。いやはやNHK天気予報、どうしたもんでしょう。