酒のない国、女のいない国

「お酒、どのくらい飲むんですか?」「まあ、あればあるだけ」…。酒のない国に行きたい二日酔い、また三日目に帰りたくなる。こんなお笑い短歌が笑いを取れるのは、まさかこの世に酒のない国なんてないだろうという考えがあるからです。しかし、あるんです、これが。例えば知り合いの回頭見(かいとうけん:芸名)氏が先年まで仕事の関係で暮らしていたのは間違いなく酒のない国でした。この国は確かに色んな意味で日本人にはキツイ国のようで、話を聞くにつけ小生も三日で帰りたくなりそうな気が致しました。しかしそんな国が変に見えるのは大きなお世話な話で、むしろそんな国の人の目からはお酒がないと宴会にならない日本だって不可解でタマラナイと感じることでしょう。宴会といえば、この酒のない国では宴会は男女別々に開くとのことです。いやあ、これも一般の日本人からみたら、そんな宴会もはや宴会じゃないという声が出てきそうですが、女抜きの宴会が大好きな小生の立場では、これは理想的なスタイルだと思います。酒はあるけど宴会は女子禁制という国はないもんでしょうか。さてさて、この前ある地理オタクと女嫌いをめぐる話題で盛
り上がって、その流れで女のいない国の
話になりました。「ええと、女のいない国なんですけど、オタクはご存知でしょ」とクイズを出したら即座にアトス修道自治共和国と答えました。さすが!お見事であります。だからオタクとは一緒に遊びたい!女嫌いの小生にとっては女のいない国なんかあったら是非とも行ってみたい気持ちです。その話、詳しく聞かせてもらいましょう!そう、アトス修道自治共和国、この国はイタリアはローマ市の中にあるバチカンと同じ感じで、ギリシャの海辺にある正教会の修道士たちが暮らす一種の閉鎖空間なのです。この国は完全に女子禁制になっていて、女子の入場はマリア様と聖人以外は写真でもNG、それどころかイヌ、ネコでさえメスは入国禁止と来ています。ううむ、素晴らしい。ああ、それに比べて我が日本、女の人口の方が多いんですねえ。それも自分はゼッタイ損をしないでおきながらオイシイ思いだけをしようと目論んでは善良な男を日夜狙っている、まさに悪魔のような女だらけ、もう街を歩くだけでも死にそうな気分になります。約束守れ!出すべき金は出せ!道の真ん中で立ち話するな!何もしないのに文句だけ言うな!だいたい自分が話題の中心になれなくても不
機嫌になったりするなぁっ!そういえば大学時代に仲良く話していた女子というのが大体においてこうゆう女が大嫌
いという結構なヤツばかりでした。なんだかこんなことを言うと
小生の女嫌いとは何なのか、自分でも矛盾を感じて来ましたが、女のいない国は行ってみたい!三日目には帰りたくなるかも知れませんが、それでも行ってみたいです。でも日本が女嫌いの女子だらけの国になったら何があっても日本を離れません。