利用させて頂きます!

張成澤同志が失脚→粛清されてから後の共和国はどうなってゆくのでしょう。今や共和国では張氏の写り込んだ写真をもっていたり、さらには張氏の名前を話に出しただけでも処罰の対象になると言われています。これまでの開放政策に巨大な役割を果たしていた人物であり、優れた能力と鋼鉄の胆力をもった政治家とも評されていましたが、いくら胆力や才能があっても干されるときは干されてしまう。これは共和国に限らない真理のようです。才能のことは置いておきますが、鋼鉄の胆力をもてる人間は多くはありません。たとえ無理矢理に絞り出したとしても胆力や根性は長続きしそうもありません。それでも人間が頑張れているのはアルミ箔みたいな胆力でも時々チャージしたら、それで何とか前進していられるからだと思います。世間には歌ひとつで地獄の生活のなかでも生き抜けたという話や師匠の一言を思い出しつつ不可能としか思えない偉業をなしとげてしまったとか、そうゆう話が広まったりします。ここまで行かなくても、普通の人なら誰でも意外に胆力のプチ・チャージで何度も復活している経験があるのではないかと感じます。しかし変なんです。テレビなんかで想
像を絶する絶望的状態から立ち直った有名人の体験なんか紹介していますが、結構チンケでイージーな歌の歌詞なんかで人が復活しちゃうのはナセなんやろか!?と頭痛がしてくることが何度もありました。もちろん理性的に考えれば人の体験は千差万別で感動やプッツンや笑いのツボは不確定なんですから、それが小生から見て如何にチンケでも仕方ないという話です。なんたって小生自身の胆力チャージのスターター自体がヒドすぎるので文句言えません。小生が根性をプチプチと復活させるのに利用しているのは主にキタチョーとイタリア・ファシズムの動画つき音楽です。やはり!こりゃヒドすぎますが、こうゆう大衆プロパガンダ向けの作品というのは元気が出る演出が満載されていて、効き目も顕著なんです。例えば「金正日同志!あなたがいなけれは祖国もない!」、ここには元気の出そうな言葉がガンガン出てきて、気分が沈み込んでいるときほど逆に感情がモリモリ高まってきます。「吹きすさぶ北風に逆らって」「世界が何百回替わっても私たちは信じる」みたいな景色です。特に間奏の辺りの映像!難工事がついに終わりダムから大量の水がドドドっと流れ落ちる!暗
い工事現場にいた労働者たちの顔が一つ一つ写し出される!なかにはガッツポーズする労働者も見える!グッときます。もう日本の「涙の数だけ…」や「負けないで!」なんかは逆立ちしても対抗できない特異な迫力が襲ってきます。金正日将軍様に対する感情さえコントロールできればヘタな応援ソングなんかを遥かに越えた効き目が実現できます。なにせキタチョーやイタリア・ファシズムの「ゲージツ」は国民に向かって命懸けの仕事をしよう!と呼び掛ける役割を帯びているのですから作り方も凝っています。言わば有効性の確保についても本気の作りになっているワケです。利用しない方がソンな感じです。まあかつてのアニメソングみたいなもんと言えばソレマデですが、元々キタチョーでの将軍様は神格みたいなもので、オジサン世代のウルトラマンに限りなく近いヒーローなワケだからキタチョーの歌も悪くないと思います。イタリア・ファシズムの歌についても同じことが言えます。「若者!若者!目覚めよイタリアの運命のため!」。ただしナチスゲージツは微妙で、ここらへんと同じように利用できるとは言い切れません。このことも考えてみたいテーマです。最後に
アドルフ・ヒトラー総統の使える言葉です:「本当に強い人間は逆境のなかでこそ強い!」