東京・府中→新宿 ケツカッチン

一昨日から昨日にかけては珍しく用事が立て込んで、何度もケツカッチンになりました。ケツカッチンとは、とあるジャンルの業界用語でタイムリミットに追いまくられる状態を表します。昨夜はフチューのベッソーでダッシュで移動を何度も繰り返し、夕刻は府中から新宿に移動、新宿は大ガード付近で発見した激安居酒屋で山下事務所の業務に絡む打ち合わせをすませた後、久しぶりに最終に乗って聖地に帰還しました。思えば去る2月1日、グルグル天国の余韻を抱きながら新宿迷路のなかで迷いに迷った末に、惜しくも最終を逃したのでした。改札前での無念さと絶望感と恐怖、そしてプーさんたちの共同寝床空間にコソコソとお邪魔して過ごしたその後の極めて情けない一夜、なんとか避けたい心で、今回はあの大ガード近くで飲んだのが良かったのです。しかし改札を抜けたのも束の間、あの一週間前の夜を再びリアルに想像するような恐ろしい事態が起こりました。長い旅程、ションベンこかずに最終にのったが最期ということで地階の便所に辿り着くと、そこには同じような境遇らしき野郎どもの長い長い行列が形成されていました。しかも最近のフヌケ野郎ども、都会暮ら
しでションベンの出も悪くなったようで、行列は一向に前に進みません。ジワリジワリと最終の時間が迫る感覚が切実に背中に広がるにつれ、全身の血もジワリジワリと凍りはじめました。ここまで来てケツカッチンのダメ押しです。いや、ケツカッチンというよりチ○コカッチン、もしくはケツカッチンコ?「もうアカン!」。最後の賭けとばかりに長いホームの向こうなる別の便所へ急行すると、こちらはガラガラ、ということで九死に一生を得ました。こうして余裕で最終に乗り込んだのですが、先週以上の極寒の新宿、もし再び最終を逃したならば、血よりも先にションベンが凍るのを目の当たりにしていたかも知れません。