雪は預言者!

神降ろしをするようになってからは、ささいな身の周りの出来事を通じて未来の出来事に関する予感を受けることがあります。これは世間でいう超能力の類いとは無関係な現象で、おそらく敏感な人なら誰でも捉えられるヒントのようなものです。具体的な経験としては、ある出来事が別の出来事とリンクしてゆき、その背後にある大きな意味を掴んでゆくという感じのものです。ユダヤ教預言者は社会の腐敗の兆候から神の怒り=カタストロフの到来を敏感に感じとったものと解釈できそうです。さて昨日の午後のこと、ちょっとお寺に行ってみると、観音堂の横の日陰に土嚢三つ分くらいの雪の塊が残っていました。あの週末の大雪から数日後には雪の痕跡は完全に町から消えていただけに妙な恐ろしさを感じました。そして本日の昼ころ、町の肉屋さんに揚げ物を買いに出たときに過去のものになりつつあった雪を恐怖とともに再び意識するような出来事に出会いました。なんとなくアジフライが食べたくなったのですが、今日はアジフライとイカフライは揚げていないとのことです。聞くと、この前の大雪の影響で一部の揚げ物のネタが店に届いていないのだとか。そういえ
ば先週の日曜日の段階で近所のラーメン屋さんが明日の分の餃子の皮も麺も届かないと言っているのを聞いて雪の影響力にビックラこいたのですが、こんなになってまで影響が残ると思うと自然に色々考えてしまいました。まず考えたのは富士山の噴火でした。最近は富士山の噴火が科学者たちによっても現実的な問題として議論されはじめていますが、もし、ホントに富士山が噴火したとしたら、今回の大雪と類似したタイプの不具合が各地で発生するはずだと感じました。しかも雪と違って火山灰は日が経っても消えないことを考えると物流へのダメージは大雪の場合を遥かに大きく上回り、復旧にも想像以上の時間を要することが予想できます。大雪にも慣れていない関東の人々、しかも火山灰などを想定しないで構築された現代の都市型インフラ、単に水や食い物が孤立した各地域に届くのも難しくなるのしょう。明らかに今回の大雪は確かに預言者です。少なくとも富士山噴火のときの状況をリアルに意識するキッカケを私たちに与えてくれていると思います。怖いよぉ怖いよぉ!