無事帰還す!

無事ならば報告があるホトトギス!原因は全てあそこのホトトギス


もったなさに負けて、今や明らかに危ない感じのサツマアゲ詰め合わせに思わず手をだして昨日の暴挙、周到な対策と強靭な精神が幸いしてか特に体調を崩すこともなく現在に到っています。しかし昨日の午後には人間の心的構えの恐ろしさを改めて確認致しました。人間の身体感覚、与えられた情報によって劇的に、しかもリアルに変化してしまうのです。食中毒の不安を感じながらサツマアゲを食うと、微弱ながらホントにリアルな感覚が発生してくるんですから不思議です。例えば理由も言われないままで怖い先輩に呼び出された日、あるいはお化けが出る場所に近づいたとき、予想した状況に立たされたかのようなリアルな感覚に震え上がった体験は誰にもありそうです。そうゆうメカニズムは、どうやら未知の状況を前にしたときにも働くようです。かつてサソリの姿揚げを食ってみたときの話です。やっぱり少々気弱になったせいか、毒に当たったら困るとか考えてしまったら、ナゼか手足の先がビリビリしてきました。時間が経つに従ってシビレは強まり、範囲も拡大してきます。結局は何もなかったので、
翌日はサソリをもう一匹、また一匹とボリボリ丸かじりしました。今度は食うたびに腹の底からカーッと熱〜い快感が押し上がってきます。しかし、この快感もホントにリアルなものなのか疑問になります。サソリの猛毒が「効いてきたあ!」という観念が作り出した幻の快楽である可能性は極めて大きい感じです。こんなこともありました。あれは大学時代のことです。図書館近くのベンチに独りで座っていると、いつも同じ授業に出ていた女子学生が近づいてきて「あのぉ…」とモジモジしているのです。普段は特に話をしたこともない女子が、誰もいない場所でワザワザ話かけてくる。これは、もしや?モテたことなど一度もない小生、急にモテだすワケもないのですが、まあ世の中には予想外の出来事も起こるし科学では説明できない現象もあるのだと気を取り直しました。さあ、気合いを入れたぞ。どこからでも掛かって来い!そのときの、恐ろしく短い時間の流れのなかで小生は確かに、あの天にも昇る感覚を経験したのでした。天に昇りながら彼女の言葉を待ちました。「あのぉ…今度の選挙、○○党に…」。あの感覚は何だったのか、今でも未知の世界です。