準聖地・小田原、小雨の午後は在日バーで

今日は小雨降るなか準聖地である小田原に行ってきました。5月3、4、5は小田原の総鎮守、松原神社のお祭りで旧小田原町内の全ての御神輿が街中を巡回します。この期間には城址公園を中心に随所でイベントも行われますが、神社のお祭りは極度にローカルでアットホームな感じです。ご当地の生活エリアを巡る御神輿の担ぎ手もギャラリーも小さい子供たちも全員が知り合いという景色で、エリア全体が一つのコミュニケーションの中に入っていきます。こうゆうお祭りですから露店の人たちもおそらく小田原住んで300年みたいな街中の住民と仲良しで、誰もが緩〜い会話を交わしています。そんな空間の中に在日さんのバーがあります。お祭り期間中は店の前に露店が出ていて、なんともノンキです。この辺りの在日さんたちも神社を中心にした共同体の一員になっていて、通りがかりの地元の仲間たちとの普通な感じの会話にも海辺の町特有の明るい日常が広がります。そんな店で久しぶりにに、ホントに久しぶりに朝鮮語を話した感じです。ギター持参だったので、飲んで、喋って、歌って半日くらいヘナヘナ過ごしました。手作りな感じの台に座ってヘナヘナしながら感
じたのは祭りは今も生きている!みたいな実感でした。確かに祭りは地域の労働人民の霊的一体性を回復させている感じがしました。。歴史の重みの中で形成された労働人民の世界は多少の問題を帯びてはいてもお祭りの期間には人工的な知識や理念なんかの数々から自由になって実感の世界に入ります。そしてこの世界は窮屈な自意識より大切な、本当に大切なものを知っている。そうゆう感じの空気感を楽しみながら最後は店のみんなで即席で作った長渕のトンボの朝鮮語版を歌って、夕闇せまるころ聖地に帰りました。♪あーあ、へんぼげー ちゃんちゃりや おでぃえ のぬん おでぃえ なろかんだ。あーあ へんぼげ ちゃんちゃりが おぬるど ひゅるる ねご うっこいんね!