本当にある怖〜い家。そして恐怖の洗脳プログラム!

鳴かぬならウチで働けホトトギス! 怖いよー怖いよー!知り合いを同居させ長期間に亘り使役した挙げ句に殺害するという事件が増えております。このような事件を起こすのは決まって怖〜いオバサンなのが気になります。こうゆう奇怪な事件の露見は確かに増加していますが、それでも今のところ世間一般では監禁事件なんかを起こす怖〜いオバサンは極度に例外的に現れた異常人格者ではないかと思われているようです。だから「実はウチの近所にも…」なんていう話が出ても大体の人は「まさかぁ!」といって信じません。しかし本当にいるんです。ウチの近所にも近づきたくない危険な匂いの家が何軒かありました。まさか監禁、暴行事件までは発生していませんが、確かに家族や特定の知り合いを日常的に奴隷の如く使役している家は実在します。その手の家の怖〜いオバサンはナゼか決まって近所のトラブルメーカーで、一方その旦那は常に妻のスポークスマンになっています。この手のオバサン、教養はゼンゼンなさそうなのに妙に弁が立ちます。自慢話と不満話と言い争いが大好きです。異様なまでの掃除好き(綺麗好きではなく一日じゅう掃除をしているという意
味!)で、ついでに目に見えて
金遣いが荒くショックが唯一最大の楽しみになっています。不思議にも特定の子だけを異常に優待するという傾向も特徴の一つのようです。
さて、こうゆう感じの家に近づくと如何なる展開になるか、小生自身の恐怖の体験を軸に概説してみます。これは人間を道具に変えてしまう恐るべきテクノロジィの全容です。
(1)親切心に訴えながらの接近:まず怖〜いオバサンは親切そうだが孤独なターゲットを選んで簡単な手伝いなんかを頼んできます。しかし気楽に引き受けたが最後なんです。やがて少し親しくなると頼みごとの頻度が増え奉仕がルーティン化していき、やや非常識な要求も出してきます。このとき怖〜いオバサンは自分が社会的弱者であることをアピールして親切心を刺激しますから御用心!
(2)孤独さに訴える取り込み:やがて家に遊びにくるようにと頻繁に誘ってきますが、孤独なターゲットは人恋しさに引かされて休みの日なんかに一日じゅうノンビリ滞在ということも多くなります。しかし次第に色々と家の用事を手伝うことになっていきます。特に大掃除や引っ越しなんかで既成事実を作るのも要注意。またヘタにゴチになってばかりいると後になって恩に着せてくるんで御用心!
(3)自信の破壊による制圧:このレベルに入ると法外な要求も突き付けはじめますが一度でも要求を拒絶すると態度豹変!初めは偽善者ぶりや無責任さを非難し、次にはターゲットの無能さや不器用さを繰り返し指摘するようになります。これにより人間としての自信を喪失させます。怖〜いオバサンはターゲットの弱みを把握していて、それをネタに脅迫するのでお覚悟を!
(4)不安感を利用した支配:怖〜いオバサンが本気で怖いのは何らかの異常行動を平気で起こすことです。ターゲットはオバサンの異常行動を恐れて怖〜いオバサン一家への奉仕を最優先にすることになります。このレベルではターゲットも正気では暮らせません。
怖いですねえ。これらの人食いハウスに囚われてしまったターゲットは日曜日には急に呼び出され運転手として使役されたり旦那と二人で独裁者の指示どおりに風呂掃除や草むしりや家の模様替えをさせられたり、その末に出来が悪いとかバカにされながら感謝もされず家族のように、いや奴隷のように無償で働いています。小生も何回か危うく怖〜い一家の餌食になりかけましたが、お陰様にて日頃からワルとナンセンスを売りにしておりまし小生、恩知らずだ無責任だ能無しだのと言われたのを幸いに綺麗に縁を切らせていただきました。ああ、普段から悪いことをしていてホントに良かったと、この時ばかりは本気で思いました。さて怖〜いオバサンが独裁する恐怖の館は諸兄の身近にも必ず存在しています。ケタ外れに巨大な冷蔵庫があり、いつも家族単位で行動し、しかもそこの旦那が常に女房を冗談にも悪く言わないような家には気をつけられんことを。しかし何より他人に良い人だと思われようなんて無理に努力するのは安全のため厳に慎まれたい。もし気絶しそうな夏の日の午後なんかに銘柄指定のピーチアイスなんかを二度も買いに行かされたなら迷わず悪魔の本性を露わ
にして危機を脱するのです。