魔術で引き寄せ!雷電丸の生還

昨日の午後、9月あたりから長らく行方不明になっていた愛機の“雷電丸”が無事に生還しました雷電丸は埃まみれな状態でエビ宮殿正門前に置かれたように落ちておりました。どうしていたのか雷電丸?大体どうゆう経緯で正門の正面に現れたのか!誰かが見つけて置いていったのか、扉の陰にあったのが偶然に押し出されてきたのか、とにかく正門正面のド真ん中にあったのが妙に不思議で奇跡的な感じです。さすがに雷電丸を見失った時ゃあ半月くらいは本を読む気にもなれず猛烈に落ち込みました。しかし今年になって集中的に調べはじめた西洋近代魔術のお陰にて、性能面では多少の問題はあるものの代わりの道具も見つかり立ち直りが遅いと定評も高い小生には珍しく早々に体勢を建て直すことができたのでした。そこに昨日のようなことが起こったワケで、思わず魔術の秘められた威力に改めて驚嘆してしまった次第なんです。でも魔術で雷電丸を探しだしたなんて本気で喜んでいるんじゃございません。おそらく雷電丸の生還それ自体は起こるべくして起こった普通の出来事で、特に魔術を持ち出すような大袈裟な話でもなさそうです。確かに魔術では何も起こらなかったと
いうことになりそうです。そるは気休めということになりますが、さて非合理的なメカニズムを信じてみることでナゼか合理的な判断や行動が導きだされることもあるのは間違いありません。神話めいた発想は意外に気楽で冷静になるために役立つもんです。そして皮肉なことに合理主義だけが支配する現実の世界では、多くの場合で合理的にすぎる判断は失敗をもたらしたりします。では、また魔術のお話でも。