精一杯でございます!

このごろ町の商店が一軒また一軒と惜しまれつつ店を閉めていきます。その一方でヒマそうな店が不思議に潰れないで続いています。謎です。何故なんでしょう…。所感:どこの町にも客が入るのを見たことないのに一向に潰れないタフな店というのがある。色々と探りをいれてみると現在のところ聖地の中で経営が無事に成り立っている老舗の大部分が店での普段の商売だけで生き延びている例は極めて少ないということが判った。実は多くの潰れない店は店舗以外に安定的で大規模な取引があるとか別の町でも儲かる商売を展開しているとか元々莫大な資産があって店がヒマだろうと何ともないとかの見えない背景があるようだった。これは知ってるには当たり前すぎる話だから知ったところで自慢にも快挙にも何にもならないが知らなかったことが判ると純粋に楽しい気分になる。とにかく少なくとも聖地ではタフな店というのは基本的に裏稼業で持っていたのだ。難しく言えば連結経営の類い。んなワケで現実として町の商店なんかは「本業」、「専業」一本で頑張っていても商売は続けにくいということになる。普通に暮らしていると店というのは店そのもので商売しているような
感覚を持ってしまうが真相は感覚と違う。田舎だと全ての店の背景を古い住民が当たり前に把握しいる(知らなかったのはアタシだけ?)。この状況は背景が見えにくい大都市でも全く同じようだ。同様に儲かる稼業の代表みたいに言われる医師なんかも事情の悲しさは変わらなさそうだ。世間には医師が儲かる商売だってんで嫌がる子供に無理にガリ勉させて医学部に入れようなどと企てる不埒な親やら大病院の勤務医あたりと結婚しようなどと企む性悪な女人やらもいそうだが考えてみると医師が金を儲けたなんてのはレア中のレアケースで大多数のリッチな医師は家が元々大金持ちだったというだけの話になりそうだ。医師免許は貧乏脱出の許可状なんかぢゃございません。医院も町の商店と変わらない。貧乏な人が夢と幻想で医師になったにしても現実には火の車ターボに追いまくられながら息つくヒマもない自転車創業に苦しのが関の山。お医者稼業も元手に余裕がなけりゃあ街の小売店と同じで苦労の多い商売に変わりない。どうも貧乏からは逃げられそうにありませんです。 へい、らっしゃ〜い!