O・Rで開運 欲張らなければ来年も大吉!

O・R占いで運気を確かめO・Rマジックで開運しよう。個人的には自分の開運に大きく役立ったのは合気道と華厳学とO・Rだったと思う。O・Rとはオペレーション[ズ]・リサーチの略称で主に人間の集団行動やシステムの稼働を効率化する技術群のことだ。元々は米英の軍の内部で開発され後にはビジネスの分野で活用されるようになったものだ。つまり基本的に巨大組織の円滑な運営のための技術だったんだが個人レベルに応用することで科学的開運法にとなる便利なシロモノだ。O・Rで扱われる技術で一般に知られているのは待ち行列問題や在庫問題という計算法だが当方の考え方を劇的に変えてくれたのは主にゲーム理論線形計画法 それにフローチャートのモデルだった。ゲーム理論は相互に矛盾・対立する利害が同居する社会の様相を簡潔に描くためにコンピューター学者のノイマンと経済学者のモルゲンシュテルンが考案したモデルで数学の行列によって表現される。アナトール・ラパポートの作った囚人のジレンマというモデルは特に感動的だった。囚人のジレンマはザツに言えば意地悪をすると利益が大きいが親切にすると利益が小さいという
条件の中での利害関係をモデル化したものだか実験によると多くの人の利害と接触するほど意地悪な人は敗退していくことが明らかになっているそうな(恩返しとシッペ返し)。とにかく親切な態度を貫く方がオトクということだ。このモデルに混合戦略の要素を加味することで「お互い様」の関係の利点も数学的に見える化できる。またミニ・マックス原理とマキシ・ミニ原理も物凄く役立った。これで何度も危機を乗りきれた。そのツボは欲張らないこと。有利な立場では少し利益の目標を下げ(→マキシ・ミニ)不利な時は[欲をかかず]最悪の結果だけを避ける(→ミニ・マックス)という感じになるか。線形計画法は数学的には普通の多元立て連立一次不等式で予定している行動が許される範囲と許されない範囲を平面上に描く方法だった。これを通じて得られたのは自分に不利な条件を基準にして自分の行動計画を作った方が行動がラクになることだった。 フローチャートのモデルは計画の各段階を電車の路線図みたいに線で繋いだ図だ。つまりダイヤグラムみたいなものと言えるか。何かをする場合に自分では動かせない予
定や条件を優先させて行動を選択する習慣が身についた。なにやらO・Rを通じて判ることは当たり前のことばかりにも見えるが当たり前が判らないで無計画で無原則な行動ばかり選ぶから運を逃すのだ。様々な技術が複合的に利用されるO・Rだが導きだされた結論は単純明快で総じて言うなら自分の意向だけを全てに優先させ自分の利益の最大化だけに努め自分だけで利益を独占する人間は本人の読みとは逆に滅亡の道を辿るということでした。反転すれば常に自分の利益を少しだけ周囲に譲ることが科学的な開運のツボのツボだ。どうしても○○ぢゃなきゃ納得しないのぉ!とか言っている人は来年の開運も諦めるより仕方なさそうだ。きっと来年も友達を減らし無駄な出費に苦しみ計画は達成できないことでしょー。これがO・R占いの答えだ。それにしてもO・Rは不思議だ。そもそも熾烈な闘争の場である戦争やビジネスの研究から生まれたたO・Rが利益を最大化すよ要件の追求の末に到達した結論が競争や争奪ではなく相互協力と譲り合いだったとは。O・Rには戦わずして勝つことを最良とした孫子の兵法に通じる何かがあるのだろうか。