人体に必要なことは全てナマコに学んだ。

♪涙で心が洗えるならばナマコは海を洗います…。ナマコ ナマコからは様々なことが学べる。人生に必要なことの全てが学べるとまでは行かないが想像以上に色々なことを教えてもらえる。♪目ない鼻ない耳もない心臓もなければ脳もない…(本川達夫)。ナマコには人間には当たり前にあるものがない。ないのに今日も生きている。ではナマコは人間とは全く別の仕組みで生きているのかというと少し違う。むしろナマコは人間の最もベーシックな機能だけで生きているというのだ。ナマコにも摂取、ナマコの本体にゃ消化、吸収、排泄の機能があるそうだからナマコは口とケツと腸と本体を保護する丈夫な皮膚だけで生きていることになる。乱暴な言い方をすればナマコは腸なのだ。逆にナマコの方から人間を見たら人体を構成する循環器系、消化器系、運動器系、神経系なんかは腸が幸せに暮らすためのサポート役ということになる。つまり人間の本体は腸で腸より他は腸の臣下だ!そうなると唯腸論も成り立ちそうだ。なにやら今では脳が人間の本体みたいにイメージされているが脳も所詮は臣下の一人で単に役目を調整する差配役に過ぎない。それなのに脳と来
たら自らの役義を忘れ心臓や肝臓の苦労を他所に好き放題に飲んだり食ったり夜遊びしたりだ。こりゃ日本史で言うならば朝廷の臣下でありながら天下を我が物のように好き勝手に支配する幕府のような景色になるか。んなら場合によっては体制奉還も必要になるかも。ただし人体の場合には脳の機能を全て腸廷様に奉還するワケにもいかない。脳の機能は保つとして腸ファーストの基準で人体を考えなおしてみるのだ。実は腸は胃と同じくらい敏感に臓器としての脳の状態を反映するらしい。脳の調子が変だと胃腸の機能も悪くなるという話で腸に関心を寄せ腸の幸せを大切にすることは脳の幸せにも結び付くことになる。同じように他の組織や器官も最高のサポートが出来るようにすれば人体は幸せになれそうだ。ヨガでも仙道でも人間の本体はヘソあたりにあるという型しかに現代人は腸の辺りの感覚には注意を払わない。腸を意識するのは腸の調子が悪いときくらいだろう。是非ともナマコと腸に暖かい眼差しを注ぎたい、ら