負けず心が災いした。

忘れていた。一休さんだって困ったときは座禅だ。座ってみたら不安や苛立ちや強がりなんかが浮かび上がった後で自分の中の負けず心が見えてきた。この負けず心が厄介だ。入信勧誘に来るよな人間は初めから喧嘩上等なんだから迎え撃つ当方から負けず心で喧嘩を仕掛けても相手にゃ気合いが入っちゃうだけなのだった。それで相手の負けず心も励起され結果として勧誘が余計に執拗になるのだった。そうか厄介な訪問者は我が内なる負けず心の存在を気づかせてくれたのか。次回は心を入れ換えて対抗心ゼロの状態でヘナヘナと対応していきたい。人の中には常に色々な心がスタンバイしていて相手の態度しだいで現れ出る心が変わるる。こちらの心しだいで相手から出てくる心も変わるのだ。そして出てきてしまった心は好きなように動き始める。心の中の鬼や仏も一人で動き出すのが苦手なようだ。だから片方の心に鬼がいなけりゃ相手の心の鬼も動きだしにくい。昔の変な問答を思い出した。ボーズがポンと手を打って言った。さぁ片手から出た音は??。