題目とブラックボックス

もぉおおっ!しっつこいなぁ。んなら付き合ってやるよぉ。体験してみたのはK※会のイニシエーション。新宗教なんかに何の思い入れもないからヒマ潰し気分て付き合ってあげた。こんなもんに無理して付き合ってやったんだから当方だってタダぢゃ帰りたくない。この貴重な体験をネタとして骨の髄まで利用させて頂かない法はない。向こうさんの主張によれば全ての宗教の中でホントに威力をもつのはK※会だけなんだそうな。逆にK※会以外の宗教は全て無力かつ有害ということになる[でもねえ邪法が有害なら作用はあるぢゃん!]。そんなに自信満々にされると自信の根拠になってる体験とやらが知りたくなるのが当方のビョーキだ。ま結論から言うと思ったとおりの凡庸な読経だったが同会も他の新宗教と変わらず便利なブラックボックスの数々を用意して色々と意味あり気な名前を付けている。これらのブラックボックスを解析もしくは解体すれは絶大だと言われる威力の秘密も解明できそうだ。向こうさんは同会独自の行のチカラを強調する。んなら手始めにN蓮宗やN蓮S宗さらにs※※会などの実践作法と比較対照するのが最も順当なアプローチになるだろ
う。お題目なら何でも威力があるとは思うが何かK※会の方
法に際立った特徴があるなら違いの部分が特別な効果を生み出すファクタだろうと推察できる。まず思い当たるのは勤行の最初と最後の題目を異様に長〜く伸ばして唱える点と全国の仲間が富士山という一点に意識を向けて礼拝するという点にあるか。ここで即座に予測できるのは[黒住教禊教にも見られる]特殊な呼吸と発声法による健康効果と[富士講なんかで体験される]遠方の一点をからのエネルギーを多人数で受信するときの空間的実感か。これで広い空間や放射されるエネルギーや多くの仲間をイメージすればNLP(神経言語プログラミング)的な暗示効果が得られるのは当然だ。さらにK※会とS※※会の作法の違いはナムナム・タイムに実感されるドライブ感。日蓮宗やS※※会だとバイクの集団がガタガタ振動しながら猛スピードで爆走する感覚だがK※会では大きな船で緩やかに前進している感じだ。これに加えて観念文を通じて歴代の祖師との連帯感をイメージしたら天下無敵か!うぅむ気持ちいいぃ!これは一回だけの観察に基づく個人的な所感なんだが信者さんの感想は主に2つで拝んでいたら体がジンジン熱くなったとか感
謝の気持ちが涌いてきたとかだった。ちなみに当方としては巨大な円形の空間を感じた。。これらの体感を独自に再現したら人生が変わること請け合いだろう。わっはっはぁ。しかし全てを解体したと思うなかれ。我らが解体し得たのは方法上のブラックボックスに過ぎない。まだ威力の源泉という最強のブラックボックスが残っている。K※会では霊験や現象の全ては奇跡や神秘ではなく純粋な因果の法則による当然の結果だと説明しているが一方で本○の○徳という超ブラックボックスを媒介しなければ作用は起こらないと語る。このブラックボックスのホントの中身を見える化するためにはブラックボックスに期待される効果や機能を言語化するのが早道か。同会の説明では所定の作法に従って崇拝対象である御本尊の作用を受けると人間の生命力が強まり精神や身体や行動が整い生活全般に無駄がなくなるという。これで我らはブラックボックスの内部を知ったも同然だ。あとはイメージどおりの身体感覚を探れば相応の効果が期待できる。もちろん日蓮正宗に共通のことだが効果を上げるためには他の宗教の方法を全て絶つことも必要かも。浦島太郎の玉手箱ぢゃないが一定の禁止
事項を設けることで暗示の効果やリアリティーが格段に増大するのだ。さぁ行くぞぉ!遠くから莫大なエネルギーが全国の仲間の体に放射されているぞ。リズムに合わせてエネルギーがガンガン入ってくるぅ。生命力が湧き起こってくるぞぉ。もぉお他の方法には近づかないぃ!どうです!一点の神秘もない純粋なる因果の法則に帰着できそうでしょ。でも誤解を避けるために一言だけ添えると当方は宗教を空虚で無力な幻想の体系だなんて思ってない。むしろ人間