急に好戦的なバイキング

あの伝説の笑っていいとも終了の後の正午の行く末が不安視される中で当初は何となく統一感が足りない頼りないバラエティー番組としてスタートしたバイキングは坂上忍氏が事実上の司会者となってから突如として大化けした。死んでも上品な方には流れていかないという徹底した姿勢は平日の午後の空気を笑っていいともの時代とは全く違う色に変えてしまった。ところが最近になって急に面白くない。というより何か変だ。正直にいえば下世話だからこその安心感も今は過去のものになっているし昔のスピード感がない。しかも空気が世間と完全にズレていて番組全体がガラパゴス化しはじめている。今や世間で何が起きていようと世間の関心が何に向いていようとバイキングは死んでも周囲の空気に流されない徹底した姿勢で様々なハラスメントを巡る是非論に終始しているのだ。もうハラスメントばーっかり!そこに反映されているのが坂上氏の意向なのかは不明なのだがハラスメントへの異様な執着には何か深い事情の介在が感じとれる。もちろん誰だって威張った権力者には腹が立つし罪を他人に被せる責任者の態度は許せないけど毎日ゝゝそればかり徹底的に球団し続ける空
気は明らかに不自然だ。もしや坂上氏が特殊な家庭環境の中で色々な問題を克服していく中で確立した価値観や倫理観や強烈な念の現れなのかとも思える。特にバス的な存在に対する坂上氏の激しい敵意は単なる不正への憤りのレベルを軽く超えている。しかし余計に気になることがある。それは権力をもっていそうな怖い夫人たちに対する独特の冷淡なリアクション。例えば志学館学長や相撲協会池坊保子氏やデヴィ夫人が登場したときの凍りつきそなコメント。おそらく坂上氏が憎悪する権力者たちの所業の奥には坂上氏のナイーブなセンサでしかキャッチできないオドロオドロしい妖気みたいなものの働きがあるのだろう。それが何なのか。もしや坂上氏が子供のころから何度も直感していた醜いいオトナの魂胆みたいなものなんだろうか。それより恐ろしい何かなのだろうか。そんな恐ろしいものの正体を見極めてみたい気持ちもあるけどホントに恐ろしいものなんかには出来れば迫りたくない。だいたいバラエティー番組としては怖すぎて楽しめない。んで坂上氏には一日も早く積もる怨念を気持ちよく晴らして頂き少し昔の下世話で楽しいバイキングの空気感を明るくリー
ドしてほしい。