下世話な世界とアクセスできるか

ここんとこエビ宮殿で座禅修行と儒学の勉強に明け暮れ外出しても聖地の外には出ないという生活が1ヶ月以上も続いている。しかも聖地の外には1ヶ月に一度くらいしか出ないから実質的には10ヶ月くらいは聖地に引きこもっている状態にある。しかし最近の朝夕のオツトメで聖地に身を置きながらも広い世界と繋がれるよう祈りだしたところだ。んな矢先に本日の昼間に多分2年くらい会っていない畏友M氏から久しぶりの電話があり海外から帰還してきたことを知った。いやあ。んなの偶然かも知れないが出来すぎた偶然は偶然とは呼べない。仏教徒としては仏様の威力に驚嘆しなければならない。表舞台から完全に退場し無位無冠の浪人という身に成り果てた当方は今やM氏とは全く別の世界の住人だと大人しく観念していたから思わぬ電話連絡は望害の喜びとなった。片やワイドショーの独特な空気とは無縁の海外にあり片や退屈な人間や気取った野郎だらけの日本国内で共に下世話な話題に飢えていたM氏と当方は気の遠くなるよな時間と空間を隔てながら一つ二つ言葉を交わすや一瞬にして下世話な魅惑の世界へとまっ逆さまに落ちていけた。二人で嘆くのはワイドショーが
真面目でマットーになっちゃったこと。やっぱり人間は下世話な生き物だからワイドショーも世の中も下世話の世界ちゃなきゃ自由に息が出来ない。マットーな知識もデータも正論も下世話の前では無力な小さい存在だ。だいたい下世話から出てきた正義や正論の他に信頼できる何かがあるのかは甚だギモンだ。ああ早く下世話なネタの連発でヘコヘコになるまで飲んでみたいねぇ。