もう卒業してほしい無意味な演出

テレビの世界には制作側の意図が見え見えすぎて実質的に狙った効果が全く出てない無意味な演出が色々ある。こうゆう演出は単に無意味なだけでなく視聴者に何らかの迷惑を強いる。昔の話だと一字一句変わらない全く同じフレーズの前口上を同じ番組内で嫌というほど繰り返す手法。さすがに不評を買いすぎたの効果がないのに気づいたのか今ぢゃ滅多に見られなくなった。こうゆう迷惑な演出手法として最近どうも気になるのは情報番組なんかで取材対象の家なんかを訪するシーンで玄関のチャイムをピンポ〜ンと鳴らす演出。もちろん元々の意図は推察できる。おそらく当初は訪問先の人間が逃げ隠れしていたり居留守を決め込んでいる様子を虚しいピンポ〜ンの響きで表現しようとしたのだろうけど今や何でもカンでも家の訪問はピンポ〜ン。あれはホントに腹が立ちませぬか。特に思い切りリラックスして油断しているときなんかに急にピンポ〜ンが鳴ったりすると別に逃げ隠れしている身でもないのに妙にドキッとする、取材対象を尋ねるシーンで特にピンポ〜ンが鳴らないと現場の臨場感や緊迫感が本本的に損なわれるという気もしないし現実にピンポ〜ンなしでも緊迫感ある訪問シー
ンは成立している。あの下らない演出を思いついたのは誰なんだろう。そして今なお無意味なピンポ〜ンを手放さない人たちは何を大切にしているのだろう。それともピンポ〜ン視聴者には窺い知れないような制作者だけが解る不快遠にして幽玄な境地が密かに表現されているのだろうか。ピンポ〜ン。訪問だからピンポ〜ン。イージーすぎる。