タイの洞窟に向けて祈りを

昨日は暑かった。アタマが酷く痛い。勤行にも気合いが入らない。もちろん読書なんて無理だった。それでもタイの洞窟の皆さんの無事を祈る!何でも数字で理解したがる西欧文明の感覚では人命救助のタイムリミットを確かに72時間とか設定している。とにかくタイの洞窟に閉じ込められていたサッカー少年とリーダーの命には今のところ別状ないことが確認されている。幸運に洞窟内の気象が安定していること栄養価の高い偶然に飲食物を持ち込んだこと洞窟内で飲み水が確保できたこと信頼できる大人のリーダーに恵まれていたことなどが72時間の壁を軽くクリアどきた条件になったと言われる。しかしタイらしい条件も大きな作用をしたようだ。噂によるとリーダーは子供たちのエネルギーを温存するために歯を離れず可能な限り体を横たえるよう提案したのだが時々全員で座禅を行っていたとも言われる。実際に座禅をすると普通に座っただけの状態とは違う効果が現れる。タイには今も座禅によってパニックを回避する生き生きとした文化的伝統が普通に残っていたのが嬉しい。残念ながら日本人はパニックや激情に対して無力すぎるんぢゃないか。どうやら現代の日本人は
目新しいがサカシラな知と引き換えに意識と身体を自らコントロールするカルチュアを自ら捨て去っているようだ。