ダメージは時間差で

例えば豚にヘソを嘗められた夢を見るとかカラスが頭の上で旋回したとかと同じように特定の人物に出くわすと以降の調子が明らかに狂いだす。そうゆうことは何度も経験している。それで判ったことがある。ホントに不運を極めた人間は本人だけが悲惨を極めた人生を味わうのではなく一瞬のうちに他人まで不運のループに引き入れてじうのだ。今回も数日前に厄介なヤツに声をかけられただけで一挙に調子が狂いだし元に戻ってくれない。もおぉお迷惑な気配りをするオジサンやら何でも人のせいにする中国女やらレストランでバカ笑いを繰り返す若者グループやらと目の前に次々に現れては去って行く現実の悪夢を冷やかに見送った。やっと昨日あたりから平穏な状態が戻ってきたかと思ったが夜になるや強烈な眠気に襲われるようになった。いや眠気というには強烈すぎる。むしろ眠気を感じる間もなく意識がダウンしている。もはや目が覚めたときに眠っていたことに気づくという景色だ。どうやらユング心理的エネルギーの変換過程ぢゃないけど一連の災難は同一の実体が姿を変えながら現れているかのようだ。変なものを見て調子が狂って災難が続いて最後は必ず眠気が来る
か。おかげで楽しみにしていた数々の特番も見逃した。こんな感じで疲れは疲れでも精神的な疲れというのはボディーブローやサソリの毒みたいに後から効いてくるしダメージも後まで尾を引くものと見える。精神的な疲れのみならず病気も金欠も人間関係もホントのダメージは意外に時間差で攻めて来る。しかも大抵は危難が去って胸を撫で下ろした瞬間に思いもよらない所に出てくるようだ。いやいや運の狂いには何とか事前の対処ができないものか。