地獄の底て腰が抜けるほど判った活元動の威力

七転八倒状態から抜け出した翌日は完璧に二日酔いと同一の症状に苦しんだ。そういえば地獄な一夜のを振り返ると遠い記憶の彼方から急性アルコール中毒の夜が立ち上がってきた。すると今回は飲まないのに飲み過ぎの部分だけを抜き出し体験したということになる。うぅむ悔しい。さて地獄の中毒症状がからの脱出を求めて夜通し必死の試行錯誤を続けている間は悶え苦しむという形ながらオールナイトで休まず運動を続けていたことになる。あれほど重くなった体を無理矢理に稼働させ続けていたんだから翌朝の疲労感は通常を遥かに上回ってるのが当たり前なのに体が妙に軽いし気分も爽快で頭脳も普段の朝より明晰。んなことあるのかと考えてみたが結局は本能に導かれる動きには意識的な運動とは根本が異なる論理が働いているという多くの達人たちの指摘が人間のカラダのリアルを正しく語っていたと結論できるんだと思った。そうだよな。人間は自分のカラダが静止しているときはカラダはラクしているみたいに思い込みがちだけど詳細に観察したらカラダは寝ても覚めても意外に激しく動きっぱなしに動いている。こうゆう動きが拡大された先に想像を超えた多様な身体運
動の世界が潜んでいそうな予感がする。野口整体でいう活元運動や中国気功でいう自発動も驚くほどの長時間に亘る発動でも体験者は通常のような疲労感を感じていない。さらに興味津々なことには体調が悪いときも結果は得に変わらないばかりか体調が改善しちゃったりするというとこか。地獄の症状に悶絶していたときも身体の秘密ツの領域ではスポーツとは全く別な次元の運動系や反射系なんかが自然に目覚めていたに違いない。素っ裸になったのも冷たい床で寝返りを打ちまくったのもカラダに内在する本能の知性だったと今は信じている。ときに通常の運動が嫌いな最大の理由は疲れることなんだから疲れない運動があるなら喜んでやりますよ。こりゃ酷い目に遭ったけど明らかに得しましたわぁ。