今日ばかりはチャーシュー麺を頼んだ人は不幸である

たまの贅沢を楽しむために飲むのを我慢して近所のラーメン屋さんに行くことにしている。一昨日も行ってラーメンを頼んだ。その日は自家製チャーシューの味も食感も普段と違っていた。ありていに言って硬くて味もない。もしや昨日は店が猛烈に忙しくてチャーシューを作る時間がなかったのか昨夜の夜中あたりに何か緊急事態でも発生したのか最悪のケースとして美味いチャーシューを作る気がなくなったのか。なんと後で別の客もチャーシューの異変には気づいていたと知った。実は店では時々何かの事情があるのかラーメンに普段と違うチャーシューが乗っていることがある。まぁ時々あることだし基本的にラーメンはベラボーに美味いんだから特に気にしない。ここで曲がったことが大嫌いな市民団体みたいな野望は言うだけ悲しい。ただ心配だけはしたくなる。例えば評判を聞いて初めて店に来た客が何も知らずに今日に限ってチャーシュー綿を頼んだら。あの日に初めて来た客がチャーシュー綿を頼まなかったよう今も祈っている。チャーシュー綿だと店も客も不幸になったと言うほかない。