金色夜叉の夜と又

今日は大好きな金色夜叉のお宮が熱海の海岸の鶴やホテルの前で貫一に怒りのキックを浴びせられた1月17日だ。長らく勘違いしていたので金色夜叉を金色夜又だと思っていた時期があった。思っていた通りに読んで思いっ切り人にバカにされたこともあった。が夜叉の叉は枝分かれや股を表しているんだか夜叉だって夜又と読んで読めないこともないと後で悔しくなった。一時期の熱海は悲惨なくらいに衰退していたが変なプライドを捨てて見事な復活を果たした熱海は今や海沿いに那覇国際通りが出現したかのような他では絶対に味わえない空気感が形成されている。小さい店やコンピにも出来ている今の熱海銀座の姿が何よりエキサイティングだ。銀座というだけあって昭和感満点で射的やスマートボールの「遊技場」も健在。さりながら昭和の手作りな世界観の隙間にキラキラな現代が挟まっているのが魅力か。とにかく生まれ変わった熱海の最大の魅力は低予算なら低予算なりに楽しめとこだ。