何よりも面白いのは見たことも聞いたこともない世界

久しぶりに飲み屋さんに行ったら他の客がいないせいか特に面白くもなかった。それは賑やかぢゃないからぢゃなく今や飲み屋という場所が面白くもない人々にしか対応できない退屈な場所に成り下がっているからだと気づいた。こうゆうとこに集まる面々は概して仲良しだが話題はパチンコやらクルマやら人気のドラマであり仲間うちの噂といった自分たちが日常生活の中で出会う共通の出来事に限られる。でも面々が退屈なのは話題が狭いからなワケぢゃない。面々と話していて虚しさを感じるのは面々が自分たちの知らない世界を意図的に拒絶しているからだ。面々が話題にするのはは常に自分たちの見たこと聞いたこと体験したことだけに限られる。そして実際に自分たちの生活領域には入って来ない情報に反応する能力を養成する機会も与えられない。でも実は本当に面白いことは自分たちが見たこともなく聞いたこともなく体験するのが初めから不可能に見えることなんだ。おそらく対決な相手とは見たことない世界の面白さを共有して楽しめない人気のことだ。ありていに言うと見て効いて体験したことしか話題に出来ない人々はバカと呼ばれる人々だ。