連体節(れんたいぶし)

ウグイスに気力で負けるホトトギス


 何やら面白いことが思い浮かばない期間というのがあります。夏になってそうゆう状態が続いております。作詞もできません。そうゆうときは、ナゼか失せ物、忘れ物をしなくなるのがナゾです。しかし、もっとナゾなのは、そうゆう期間に限って虫によく刺されるのです。こうゆう状態は一般に不調というワケで、まあ仕方ない、そんなもんだと放っておきます。作詞というのは極度に難しいもので、小生でも簡単にできそうに思って作ろうとしても、実際に使えるようなものはできてきません。いい加減なヤツでも作ってしまえば勝ち!と思ってみても、そのいい加減なヤツも作れません。例えば:♪君と一分離れただけで思いがつのるぜ!みたいな安っぽいラブソングさえも思い浮かびません。それでも無理矢理に珍妙なのを時々作っています。大体できないときは何ヵ月考えてたって一つもできないのですが、不思議なことに思い浮かぶときは少なくても半日のうちに3、4曲分が一度にガバとできてきたりします。それに加えて不思議なことがあります。詞がガンガンできるような日は、かつて作るのを断念したお蔵入りの詞が、ついでに完成してしまったりします。さてご披露
致します連体節は去年の秋くらいに作ったのですが、これは思いついた日にその場で作れた詞です
まあこれも所詮は珍妙なイロモノです。しかし、たまには日本語文法について思いを巡らせることが心の慰めになる、そんな夜もあるに違いありません。


1:♪はあ〜、あの日あの娘と見上げた月も/昨日涙を拭った袖も/みんな連体節なのか/今日も聞こえる今日も聞こえる連体節が


2:♪はあ〜、いくら待っても止まない雨も/泣いて呼んでも帰らぬ人も/所詮連体節なのか/忘れられない忘れられない連体節を


3:♪はあ〜、交わす言葉の虚しい夜も/風が背中に冷たい街も/まさか連体節なのか/少し怪しい少し怪しい連体節だ